学校では定期的に小テストを実施していました。でもこれは自己採点なので、あくまで自分がどれだけ理解しているかの目安に使います。
正式にカウントされるのは年度初めの筆記テスト(4時間くらい)と夏の講習会中に行われる口頭試験の成績です。これが20点中12点以上でない場合は再試験となり、これにも受からない場合は校長先生との面談になるようです。私の知る限り、成績が悪いというだけで強制退学になった人はいないですが、「自然療法士に向いていないのでは?」という話を校長先生からされたために退学した人はいました。
一番大切なのは卒業試験です。これは実技のみで、当日初めて会うクライアントと約1時間のカウンセリングをし、その後すぐ、校長先生を含めた審査員のいる部屋に移って口頭試問となります。
私のときは審査員が4人おり、クライアントについての紹介をざっとし、どのような食事内容にするといいか、運動、メンタルケア、アロマ、サプリ、マッサージなど、クライアントに必要と思われるプログラムの提案をします。審査員はその内容で気になるところ、私が話し忘れた点などについてどんどん質問をしてくるので、頭が真っ白になる瞬間もありました。
その後、事前に約85問に渡る質問が渡されているので、準備をしておかないといけないのですが、ここからくじで2問を引いて、その回答をします。ここでも審査員からさまざまな質問が飛んできました。
これらがすべて終わり、正式な合格通知は点数とともに数週間後にわかるのですが、試験現場でおそらく合格だなということはすぐわかるので、その場合は校長先生からのハグとビズがあります。これがない、試験の途中で退場となると、大抵の場合は不合格となり、再試験となります。ただ、落とすための試験ではないので、もし不合格となっても再度準備をし直して受け続けていれば、いつかは受かると思います。
さらにその後、12月にFENAの試験もあります。これはFENAに所属する学校の生徒が全員一斉に受けるものです。
FENAの試験内容自体は決して難しいものではないのですが、私はフランス語を読むのが遅いため、時間切れで7割くらいしか回答できませんでした。「これは落ちた!」とガッカリしていたのですが、FENAの試験も何とか合格、結果的には進級試験も卒業試験もすべて1回で通ったことには、自分が一番驚きましたし、我ながらがんばったなと思っています!
最後に卒業論文ですが、テーマが決まった時点で校長先生に相談し、OKが出れば、在学中でも執筆を始めて構いません。私は在学中にはとても卒論をやる余裕がなかったので、すべての試験が終わってから、6か月後に提出して卒業証書をもらいました。内容は貝原益軒の『養生訓』を中心に、日本の統合療法の現状についてまとめました。日本でのリサーチをずいぶんしましたが、帯津良一先生にもお目にかかれましたし、フランス語で書くのは大変でしたが、卒論を書くのはとても楽しかったです。
というわけで、結局のところ、卒業試験とFENAの試験に合格し、卒論まで出して卒業証書をもらった人は、私のクラスでは10人くらいだと思います。入学時には50人いたので、最後まで行く人はそれほど多くなかったです。卒業しなかった人は、さまざまな理由で途中で学校を辞めてしまったり、卒業試験の再試験を受けていなかったり、卒論を出していないなど、いろいろです。ただ、平日コースの場合は、一気に集中してやること、年齢が若いということもあるのか、卒業する人の割合はもっと高いようです。